大母様の御言:二世たちは未来の希望
週刊清平メールマガジン 天一国2年天暦6月29日(陽暦7月25日)発行 日本語版第417号より
天宙清平修錬苑
<アフリカ巡回を通して見た希望>
私が空港に到着したとき、二世の夫婦が花束を持って迎えてくれました。アフリカでも二世が祝福を受け、こうして夫婦として生活しているのだと思うと胸がジンとしました。湖畔にある水上集落に行ったとき、小さな部屋に真の父母様のお写真が美しく祀られているのを見て、「これが信仰だ。私たちには希望がある」と感動しました。
水上集落にはトイレがありません。湖で用を足すのです。その水で洗濯し、湖の中にいる魚を獲って生活しています。そのような環境でも、3家庭の祝福家庭が幸せに暮らしているのです。
私はその家に上がりながら、支柱があまりにも弱そうなので、「上がるのは二、三人だけにしたほうがよいのではないか」と思っていました。ところが、数名が同時に上がってしまったので、木がきしむ音が聞こえ、家が傾いてしまったのです。胸がどれだけ痛かったかわかりません。
文仁杓(ムン・インピョ)講師に「歌でも一曲歌ってから行きましょう」と伝え、「オンマヤ、ヌナヤ(お母さん、お姉さん)」を歌いました。そして、食口たちも歌を歌ったのですが、本当に上手なのです。そこの二世たちに韓国から準備してきた学用品を渡して帰るとき、気をつけて帰ってくださいと笑顔で手を振りながら見送ってくれました。私は最近とても辛かったのですが、その姿を見ながら「私の苦労はなんでもない」という思いになりました。皆さんも生活において、常に幸せだという思いを持たなければなりません。そうでしょう? 私たちは幸せなのです。
アフリカには教会はもちろん教育システムもありません。そのように厳しい環境の中でも、多くの食口たちがいることに驚きました。彼らは真の父母様に何度お会いできたでしょうか。生活するのが大変な水上集落でも、真の父母様のお写真を祀り、真の父母様の愛を感じながら生きているのです。
<親の心情で70億の人類を眺めよう>
原理の御言には、善悪について「善は愛であり、悪は堕落性である」と明記されています。原理の御言で生きること。発展させること。幸福を創っていくことができるのは愛の力なのです。イエス様の時代は「赦し」でしたが、真の父母様は、「赦し」よりもさらに次元の高い「為に生きなさい。真の愛で行いなさい」とおっしゃいました。私たちは原理の御言を中心として、この地上にいる70億の人類を眺めながら、「父母の心情で、彼らが生きていくためにはどうすればよいだろうか」と悩まなければならないのです。
世間が行うことを全て一緒にするのではなく、違う立場から、真の父母様の御言を中心として、私たちの世界に定着させるために身悶えしなければならないのです。巡回も私たちの文化を接ぎ木するために行っています。現在、起こっている様々なことを見てみると、世の中の悪いことを私たちの中に持ち込み、定着させようとする悪意を感じます。
そのため、誰々がそうだからではなく、まず「自分自身と家庭が、そして教会が原理に従って堕落性のない生活をし、70億の人類を発展させなければならない」という強い思いがなければならないのです。
<二世、三世、四世を通して見た希望的な未来>
ここには、愛する二世たちがたくさん来ています。二世たちが様々な分野において重要な役割を担いつつあります。特に韓国の場合は、協会長が二世です。教区長たちにも二世が多くいます。
二世たちの見る目や考えなど、生活が原理化されなければなりません。生活習慣は直ぐには変えられません。そのため、今から良いことを見て、聞いて、言って、善いことを学ぶことができる私たちの環境を創らなければなりません。そうしてこそ御旨が発展していくのです。
私は「教会には未来がある。未来があり、希望がある」と考えています。なぜでしょうか。一世がいるから二世がいますね。二世がいるから三世がいます。三世がいるから既に四世が生まれました。ですから、希望があるのです。しかし、一世から二世、二世から三世、三世から四世へと、生活習慣を原理化しなければならないのです。そうしてこそ、真の父母様が下さった祝福と共に、二世、三世、四世、そして永遠に、原理を中心とした生活が定着するということを忘れてはなりません。
<二世時代を迎え、一つならなければならない二世圏>
一世の時代は、信仰基台と実体基台を立てるための蕩減条件に時間を費やしてきました。原罪なく生まれた皆さんが、一つの心、一つの志で、その御旨を正しく見て考え、正しく創っていかなければならない使命が私たちにあることを忘れてはなりません。
時々、一世が責任を果たすことができなかったということを耳にすることがあります。けれども、一世は責任を果たしました。今、絶対善霊が誕生し、サタンを天使に生み変えています。それらの内容をなぜ成し遂げることができたのかというと、真の父母様が勝利された特権により、信仰基台と実体基台、そして蕩減条件の全てのことを成し遂げられました。それに加え、一世たちが信仰基台と実体基台、そして蕩減条件を、小さくはありますがそれらを立てたのです。それにより、アフリカの水上集落に至るまで、真の父母様に侍る祝福家庭が定着したのです。
今後は、政治界にも二世が出て行かなければなりません。社会も二世時代に入っており、若者層を獲得するための運動をしています。青年や大学生を獲得し、彼らの政党寄りに立てるために、ありとあらゆる手段を使っているのです。私たちの教会も、今の二世たちが一つの心、一つの志で、三世と手を繋いで進んでいくことのできる時代を定着させなければならないのです。
<若い学生たちを伝道する理由>
スマート時代、IT時代において、仕事が最も良くできるのは何歳だと思いますか。20代、30代、40代です。50代になると、定着しながら心が豊かになります。大人になってくるのです。大人になるのは50代、60代ですが、IT業界ではそれが30代、40代です。その世代が50代、60代を後押ししなければなりません。実際に情熱を注ぎ仕事ができるのは、30代、40代なのです。
そのため、若い二世たちがたくさんのアイデアを生み出さなければなりません。教会の発展の歴史を見てみると、大学生や成和学生たちが伝道をたくさん行いました。それで教会が急成長しました。しかし、今は成和学生の伝道文化を活性化できずにいます。原理研究会も同様です。しかし、成和学生たちが世間の子供たちを伝道し、原理研究会が世間の大学生を伝道することができる環境が、昔よりも今の方が整っています。なぜでしょうか。二世や三世たちがいるからなのです。
基元節に行われた祝福式を見てどう思いましたか。清心平和ワールドセンターで開催されましたが、未婚者のペアがどれだけ居たでしょうか。未婚者がこのワールドセンターを一杯に埋めてこそ、教会が成長し発展するのです。若者たちが子女を生み、二世を誕生させ、三世を誕生させ、四世を誕生させてこそ、御旨が発展していくのです。
一世たちは二世たちが活動できるように協力し、二世を教育することのできる文化を定着させなければならないのです。
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