Atarashi

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お金の物語 10/10

以下はもう一つの喩えです。    ① 神様は1年分の穀物を創造し我が子に与えました、利息を0%としたらこれは     穀物の総量が増えも減りもしないということ、つまりその穀物の種を畑に蒔い     ても増えないので芽が出てこないということです。人間は穀物を一年キリしか     食べられませんので次の年には飢えて死んでしまいます。   ② 次は子供に与えた穀物から利息を取るとどうなるかです、子供の立場から     したら、もらっていた穀物の中から毎月利息としての穀物分が減っていきます     ので次の年まで生きることすらできません、利息として持っていかれる穀物を     横目で見るのは精神的にも...
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お金の物語 9/10

2  新しい貨幣(金融)システムによる国家誕生     原理講論にも書かれていないし統一思想にも書いていない、文師も明らかにされていないから金融システムは今のまま天国ができても何も変らないのだ。とは言えないですよね。  むしろ、今とは逆の、つまりお金に人が仕えるようなシステムではなく、お金が人間の生活環境を守る助け手になるはずだ。と漠然と思っているのではないでしょうか。メシアだって新しい金融システムを発表し、直接彼らと戦っていたら、そのとたんに命はなかったでしょう。 ここからは、過去のことではなく これから先に起こることについてのお話になりますので、私(新子)の個人的な推測や予想を交えたお話に...
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お金の物語 8/10

たった一人で始めた運動が世界中に広がった。   これはすごいことではないでしょうか、最初から大きな基盤を引き継いだわけではないのです。  まさに歴史始まって以来のクルセードです、最近は数千万人の信者を抱える教団の責任者も文師に教えを受けようと尋ねてくるようになったといいます。 ここは新しい貨幣システムを考えているところで、その脈絡から人間の心の世界の変革、つまり自己中心から利他中心地球一家族を築ける文明を到来せしめる新しい真理、新しい思想の可能性を論じているところです。  そしてメシア論争の最後に残ってきた文鮮明師こそ来るべきメシアであり文師が持ってこられた統一思想、原理講論、が新しい真理に該...
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お金の物語 7/10

第三部  近未来の展望と聖書    1  近代貨幣システムの発祥  この近代貨幣(金融)システムの発祥はヨーロッパで、その中心はシティと呼ばれているロンドンです。そしてこのシステムを作り上げる時流にのった中心人物がいました。やはり両替商の家系に生まれ古銭商から身を起こしたマイアー・アムシェル・ロスチャイルド1744~1812年という人物です。以後ロスチャイルド家は各国で金融事業に成功し産業革命の時流に乗ってヨーロッパ中に銀行企業(国際金融資本)の網の目を広げて行く事になります。彼の父も銀行家でしたが11歳の時亡くなっています。   彼はドイツのフランクフルトにあったゲットー(ユダヤ人強制居住区...
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お金の物語 6/10

ここでしばらく新しい貨幣システムを考えるにあたり、私たちが持っている内面の矛盾性を解決するために必要となる真理(だれも否定することのできない、普遍的で妥当性のある法則や事実)というものについて考察してみましょう。  人類文明の発展史をみましても、その時代が大きく変わろうとするときは必ず最初に新しい真理を持った思想家が現れます。そしてその思想家のまわりに新しい真理を実践する人々がだんだん集まってきて大きな波になり、真理に裏打ちされた新たなる社会規範ができ年月が進んで文化となり、その文化が周辺の文化を吸収しながらやがてそれはまた新たな文明へと発展してきました。    政治も経済も社会も行き詰まりを...
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お金の物語 5/10

第二部   新しい金融システム  1 人体との対比   現在運行されている貨幣システムでハード部分は整っていますので金融ルール(法律)変更すればよいということになりますが、単純にそれだけでうまく行くでしょうか。   第一部で現在の貨幣システムの問題点の核心を3つ論じましたので新しい金融システムの輪郭が浮かんできました。   そこで、この貨幣のシステムということを考える前に、はたして完成された 「シ、ス、テ、ム」 というもの自体が実際にあるのかどうか、もしそんなシステムがあったらとしたらそれを参考にして新しい金融システムが考えられるのではないでしょうか。私たちの身近にあって、それでいて完成された...
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お金の物語 4/10

4 基軸通貨  基軸通貨であることは強烈なパワーを持っています。アメリカ経済の強さは輸出入を基軸通貨であるドルで決済できるからですが、そのことについてみておきましょう。  アメリカは聖書に書かれてある、創造主なる神を信じて建国された歴史上特異な国です。少しおさらいしてみますと、1492年コロンブスによって発見される、1620年 当時イギリスで弾圧されていた清教徒達が信仰の自由を求めて新大陸アメリカに渡る、彼らはピルグリムファーザーズと呼ばれ、彼らの建国精神がその後のアメリカを作っていくことになります。通貨の文字の中にもそれが現れていますIN GOD WE TRUST(我ら神のみを信ずる者なり)...
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お金の物語 3/10

2 信用創造 次は信用創造についてみてみましょう。国語辞典には 「信用創造とは、銀行などの金融機関が本源的な預金を貸し出し、その貸出金が再び預金されてもとの預金の数倍もの預金通貨を創造すること」とあります。これは、銀行は信用創造によって莫大なお金を生み出しているのですよ、ということ言っているのですがどんなシステムなのかアメリカの中央銀行(連邦準備制度=FRB)と市中銀行の関係を例に日本円に置き換えて物語にしてみたら分かりやすいと思います。    いま、新しい銀行がオープンしたとします。   ドアがあいて最初のお客さんがきました。彼は家を買うために1,000万円の融資を申込みます。   銀行はあ...
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お金の物語 2/10

いいでしょうか、このことが理解できたら次のお話をお聞き下さい。 ここで、すべての借り手側を便宜上一人の人間として、単純に銀行と借り手側としてだけ考えてみてみましょう。わざわざこのように考えるのはお金も他の万物と同じように何処にでもあるもの、いつでも手に入るもの、という強烈な既成概念を取り除き、利息というものが、はたしてフェアーなものかアンフェアーなものかということだけに意識を集中させるためです。もう一度繰り返しますが「お金は昔からいつでも何処にでもあるもの」という常識を一時取り外して下さい。  もしあなたが、人類史上初めて銀行から1000万円を借りた人だとします、世の中にはまだ1円のお金も出回...
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お金の物語 1/10

お金の物語                                                (概略次世代経済システム考 文責:新子浩二 ) お金はとても便利なもので、私たちにとってなくてはならないものです。お金があれば、食べることも旅行にいくことも子供に高度な教育を身につけさせることもできます、人助けもできるし、自動車や家だって買えます。 また、お金は富の蓄積を容易にしてくれます。富の蓄積とは物、万物をたくさんストックするということです。しかし、穀物や野菜をいくら大量にストックしたからといってそれらはいずれ腐って価値が無くなってしまいます。お金に代えておけば腐ることもありませんし...
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お金の物語

夢の通貨とうたわれたユーロ圏に異変が起きています。連日新聞を賑わせている記事の見出しを少し拾ってみましょう。      「出口見えないギリシャ債務削減交渉」     「ユーロが下落、ギリシャ債務問題の不透明感重し」     「現実味増すギリシャ債務交渉決裂」  そして、ギリシャの次はイタリア、スペイン、ポルトガル等々と堂々と囁かれています。それだけではありません、先進国の米国でも日本でも国債という国の借金は毎日寸秒を競って増え続けておりやがてギリシャの様になることは確実な状況です。  経済の発展をわかりやすく話せば、まずある国が世界共通の貨幣社会の仲間入りをします、次に経済投資等を受け発展途上...