たった一人で始めた運動が世界中に広がった。
これはすごいことではないでしょうか、最初から大きな基盤を引き継いだわけではないのです。
まさに歴史始まって以来のクルセードです、最近は数千万人の信者を抱える教団の責任者も文師に教えを受けようと尋ねてくるようになったといいます。
ここは新しい貨幣システムを考えているところで、その脈絡から人間の心の世界の変革、つまり自己中心から利他中心地球一家族を築ける文明を到来せしめる新しい真理、新しい思想の可能性を論じているところです。
そしてメシア論争の最後に残ってきた文鮮明師こそ来るべきメシアであり文師が持ってこられた統一思想、原理講論、が新しい真理に該当しうるのではないかと論じたわけです。
さて、近年世界を覆い尽くすようになった欧米文化は、まさに聖書文明だと言えます、そしてその中で生まれ、成長してきた貨幣システムの正体も正に聖書によって解き明かされるものだと見ることができるのです。
お金は魔性の光を放ちながら妖しく近づいてきて人間をその魅力の虜にしてしまいます、お金にとりつかれた人間の末路はどれほど哀れでしょうか。
それでサタンとなったルーシェルはメシアの再臨がいよいよ近づいてきたとき、来るべきメシアが絶対に勝利できないようにある方法を考えていました。
そしてある時その方法を実行に移していったのです。その方法とは、それまでおもに貴族が発行し使っていた金貨を、紙のお金に変え、それをすべての人間に行き渡らせて世界も人間たちもお金を通じて支配しようというものであったのです。
そうすればメシアが来ても俺は絶対に勝てる! これが最後だ俺は神までも支配できるようになると、ルーシェルは思って喜んだかもしれません。
それで、まずお金の発行権を手に入れました。手下どもにも手伝わせて銀行システムを操って、この世のありとあらゆる支配をお金でもって完璧なものにしていったのです。人間の心までも・・・。
その中心人物に優れた素質と環境を持っていたマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドをたてて、直接協助していくことにしました。彼の5人の息子たちはそれぞれイギリス、フランス、オーストリア、イタリア、ドイツで実業家銀行家として大成功を収め、鉄道、情報、企業買収、投資、銀行等の網の目をヨーロッパ中に張り巡らして行くことになります。
だからロスチャイルド家がこの世の支配者のように見えるし実際この世界を経営している経営者集団の中心的存在となっていきました。そうやってルーシェルは代々のロスチャイルド家の当主達に協助し続けてきたのでしょう。
お金に目をつけるなんて如何にも実体のないルーシェルらしいし、またロスチャイルド達は、閨閥(けいばつ、妻の姻戚関係で結ばれた勢力・集団のこと)で結ばれることを好んだというのもエデンの園でエバを堕落させたルーシェルらしいところです。
不思議なことに2010年2月10日ロスチャイルド銀行のトップがロスチャイルド家以外から選出されたとニュースにありました。
以下時事ドットコムから
創業家以外から初のトップ=212年の歴史を転換-英ロスチャイルド[ロンドン時事]
英国を拠点にする世界的な金融グループ、ロスチャイルドは10日、
統括持ち株会社の最高経営責任者(CEO)に、投資銀行部門の
共同責任者を務めるナイジェル・ヒギンズ氏が3月1日付で就任
すると発表した。
212年に及ぶグループの歴史で、創業家一族以外からトップが
選ばれるのは初めて。
英国のロスチャイルドは、ドイツから移り住んだネイサン・ロスチャイルド氏
が1798年に創業。
繊維貿易から金融業に転じ、国際金融界を牛耳る存在に成長した。
巨万の富を背景に、英政府が1875年にスエズ運河を一時買収した際に融資
するなど、英国の近代史にも大きな影響を与えた。(2010/02/10-22:46)
ウィキペディアにマイアーロスチャイルドの遺言が載っていました。
それによると
1810年「ロスチャイルド父子商会」を設立し、5人の息子たちに実権を譲ったが、
①単独で投資をすること、
②利益を持ち分に応じで分配することを誓約させた。
フランクフルト・アム・マインで没し、同地のバトンシュトラーセ墓地に葬られた。
遺言状には
①企業内のポストを一族が独占すること、
②事業は男子相続人に限ること。
③長男が跡を引き継ぐこと。
④婚姻は一族で行うこと。
⑤事業の秘密厳守時には家庭より商売を優先すべきであると記述されていた。
(以上)
210年間(212年)一族が支配したというのもおもしろいではないですか。(原理講論に出てくる重要な年数字)
マルクスに共産主義理論を書かせたのもロスチャイルド家だというし、イスラエルを建国したのもロスチャイルドが自分の資金と組織を使ったというし、ノーベルの発明したダイナマイトの販売を一手に手がけノーベルに巨万の富を与えたともいいます。
ノーベル賞の本当の名前はロスチャイルドノーベル賞だと揶揄するひともいますから、この賞と銀行経営を通してルーシェルはこの世の支配と名声をほしいままにしてきたんですね。
日の当たる所を避けながら闇の世界で華麗なる一族として生きていかざるをえなかったルーシェルの宿命がみえてきます。これが神へのルーシェルの反逆だったとしたら原理講論の主張ともピタリと一致してきます。
人類始祖のアダムとエバの養育係として、神様の信任も厚かったはずの天使長ルーシェルがなぜサタンになってしまい、エデンの園のヘビとなってエバに罪を犯させたのでしょうか。
その重要な理由の一つは、
神の息子娘よりも自分のほうが先にいたではないか、なのに神は自分を差し置いて後から来たアダムとエバを自分の息子娘としたのはいくら考えても不公平で納得できない。神のやり方は間違っている。
ルーシェルは自分が働いた仕事に対する実績と栄光を要求するようになってしまいました。
これが神に反逆する動機になったとあります。
それでこの世の神となったルーシェルのこの動機がこの世の不文律となりました。
すなわち、発明でも発見でも事業でも誰よりも「先」にした者がその富と権利を約束されるようになったのです。
私たちは日常のわずかな富や些細な権力までも、とにかく先を争うことが習性になってはいませんでしょうか、まるでルーシェルの性質を受け継いでしまったかのように、そして誰かにたしなめられた事はないでしょうか。
さて、長かったお金の物語とう旅はいかがでしたでしょうか、私たちは今まで貨幣システム自体をなにか自然の摂理の一つとして聖なるもののように、けして変えてはならないもののように捉えてきたのではないでしょうか。
お金とはなんなのでしょう。
すべての人間の一生をとりこにして離さない貨幣システムとは、一体なんなのでしょうか?
「貨幣システムの」真の姿、それは人間が作ったただの「ルール」だったのです。
人間が作ったルールだから人間が変えられるのです。 (ミヒャエル・エンデ)
2 新しい貨幣(金融)システムによる国家誕生
(お金の物語 http://moon2013.blog.fc2.com/)
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