「私の天心」を啓発し、天寶修行の伝統を打ち立てよう!

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昨年十月、真のお母様は、韓国・清平のHJ天宙天寶修錬苑の霊的な中心である「情心苑」を「天心苑」と名称変更され、祝福してくださいました。
「天心」という言葉は、『原理講論』の二九六ページにあり、また真のお父様のみ言にもありましたが、私たちはあまり意識しないで生活してきました。天一国経典『天聖経』には、「天心」を中心とした「天宙主義」時代の到来のメッセージが記されています。(1095ページ参照)

天宙の「宙」は「家」を意味し、「天宙」は無形実体世界と有形実体世界を合わせて表現したものです。
真の父母様は、「天宙主義とは、心と体を合わせ、神様の愛の本体になる家庭をつくり、その理念を霊界と肉界に連結させる主義です」(天一国経典『天聖経』1097ページ)と、定義づけていらっしゃいます。 「神様の愛の本体になる家庭」と表現されるように、家庭は神様の愛の基地となり、家庭が「天宙主義」を完結させる最終基準となります。この家庭で立てられた愛の基準に霊界と肉界が連結され、天と地が共に生きていくことができる「家」となるということです。正に「天宙主義」の特徴は「家」なのです。
この「家」の中心は、言うまでもなく「天の父母様(神様)」です。天の父母様に侍る生活を通して確立された家庭規範(理念)が、氏族、民族、国家、世界、天宙へと連結され、天と地が、天宙が和合する「家」へと発展していくのです。天の父母様を迎えて侍る「神家庭」は、天宙をも包み込む愛の基準を確立し、平和と幸福の源泉となっていくのです。 天の父母様聖会の愛員(会員)は、正に天の父母様に侍る神家庭の基準を目指し、愛の伝統を相続していく家庭を成さなければなりません。
「天心苑」に込められた天の願い
それでは、天の父母様に侍るとは、どういうことでしょうか? 天心苑の意義を語られた真のお母様のみ言を、李基誠・天心苑苑長が次のように伝えてくださいました。
「天一国安着式(天一国基元節七周年記念式)を行い、天の父母様聖会として天の主権が立てられたこのとき、ただ必要なのは天心です。天心は、天の父母様の心と一体となった天地人真の父母様の心です。その心が私たちの心に定着すれば、天心を持った天一国の民となることができ、天寶人になることができます」(2021年1月7日)
また、李基誠苑長は、「天の父母様の心と真の父母様の心と共鳴して私たちの天心を発見し啓発するとき、真なる天一国の安着が成される」(同)とも語ってくださいました。
「天心苑」は、天の父母様と真の父母様の心が一体となった天地人真の父母様の「天心」を尋ね求める本殿であり、精誠を通してその心と共鳴した「私たちの天心」を発見し啓発する本殿です。その「天心」に従って生きることこそが、天の父母様を迎えた神家庭の侍義生活の基準となり、愛の生活の伝統となっていくのです。
天の父母様聖会は、天地人真の父母様の「天心」を中心に、人類一家族の夢を形にすることができる最終摂理の「家」であるとも言えます。「神様の愛の本体になる家庭」であり、霊界と肉界の和合の基地でもあります。
人類の真の母がご存命でいらっしゃるこのときは、直接的に「天心」を尋ねることができる奇跡の時代です。そのみ意を知り、実践を通して私たちの天心を啓発できる道が開かれているのです。
天寶修行と「私の天心」の啓発
天寶の基準を目指して全祝福家庭が挑戦する日々ですが、私たちは、ややもすると数字に追われて、その本質を見失いがちです。数字は精誠の結果にすぎません。
天寶を目指す家庭が最も核心に据えなければならないのは「私の天心」の啓発であり、そのために、ご存命の人類の真の母、真のお母様を通して「天心」を追い求めていかなければなりません。
天寶修行の道は、一人でも多くの命を生かす愛の実践の道であり、自身の人格完成に向けた修行の道ですが、その核心は「天地人真の父母様の天心」と「私の天心」が一直線に共鳴する基準を求めていくことです。そして、「最後には神様を抱くのです。これが最後の目的です。神様を抱くこと、神様を『私』のものにするのです」(天一国経典『天聖経』1100ページ)というみ言を、「私」の家庭で成就していかなければなりません。
コロナ禍の中で制限も多く、懐かしい本郷の地を訪ねることも難しい環境ではありますが、一秒圏時代を迎えた今は、真のお母様がネット環境を通しての出会いの時間を準備してくださっています。親子が直接的に出会うことができないことは残念ではありますが、しかし、お母様のごようすを拝見し、語られるみ言を通して「天心」を悟る機会は、随分増えました。
「情心苑」を「天心苑」という名称に変えられたのは、単なる名称変更ではありません。そこに込められたみ意を受け止めていかなければなりません。「天心苑」と連結された教会となり、家庭となるために、精誠を込めて「天心」を真剣に求め、神様に侍る「神家庭」となってまいりましょう。

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