全国30の大学(宗教系、非宗教系を含む)で、2012年4月~6月に実施された「第11回 学生宗教意識調査」の結果がこのたび発表されました。有効回答数は4,094名。
ここでは、この調査結果から注目すべき項目を幾つかご紹介します。
・「現在、信仰をもっている」― 660名(16.1%)
― 2005年は9.2%、07年は11.0%、10年は11.9% と年々上昇傾向にあるのが伺えます。
・「信仰をもっていないが、宗教に関心がある」― 1,543名(37.7%)
― 男女別では、女性が893名(41.1%)、男性が647名(33.9%)
・「宗教への関心がない理由(複数回答)」の上位3つ
1. 「宗教の必要性を感じていないから」― 975名(52.9%)
2. 「身近に接したことがないから」― 667名(36.2%)
3. 「宗教に関する悪い報道やニュースを見たから」― 351名(19.0%)
・「神の存在を信じる」― 809名(19.8%)
・「神の存在をありうると思う」― 1,364名(33.3%)
― 男女別では、女性が811名(37.4%)、男性が549名(28.7%)
・「霊魂の存在を信じる」― 832名(20.3%)
・「霊魂の存在をありうると思う」― 1,576名(38.5%)
― 男女別では、女性が943名(43.4%)、男性が626名(32.8%)
・「どんなに科学が発達しても、宗教は人間に必要だと思う」― 925名(22.6%)
・「…どちらかといえばそう思う」― 1,529名(37.3%)
この他にも「宗教的習俗への関わり」や「宗教と教育に関する考え」、「東日本大震災と宗教」などに関する回答結果が公表されています。
報告書をお申し込みの際は、400円分の切手を同封の上、以下の宛先まで。
〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28 国学院大学日本文化研究所 井上順孝 宛
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