Viewpoint サイトに韓国紙セゲイルボの記事がUPされていたのでご紹介します。
ご覧ください。
9月の韓半島情勢は重大な岐路に立っている。初めての試験台である対北朝鮮特使団の訪朝結果が出た。金正恩労働党委員長は完全な非核化に対する意思を再確認し、トランプ米大統領の任期である2021年1月までの非核化実現を望むといった。米国の相応措置を前提とした発言だ。
平壌での南北首脳会談(18~20日)と、今月末のニューヨーク国連総会を契機にした韓米首脳会談が続き、韓半島非核化の実践的方案も輪郭を現すだろう。その場で朝米が核申告と終戦宣言をやりとりすること以外には突破口がない。
問題は核申告の範囲と終戦宣言の時期に懸かっている。米国は核兵器・施設の全面申告を望むが、北朝鮮は申告リストを最小限に抑えようとするだろう。
北核交渉が進まない理由を調べてみよう。まず北朝鮮非核化のロードマップが存在しない。朝米首脳会談の共同声明自体も非常に簡略だ。いつまでに何をするという内容が入っていない。次に交渉テーブルに就く北核専門家が少ない。続いて北核問題を早期に決着させようとし過ぎている。数十年の間に積み重なってきた問題であるだけに、短期間では解決されにくい。長期的な視点で、段階的に緻密に扱っていかなければならない。
北核問題は交渉の原動力を維持しながら、じっくり対処していく忍耐心を持たなければならない。遠く険しい道だ。そのためにはロードマップが必要だ。核凍結から始めて、廃棄につながる道を探そうということだ。特使団の訪朝を契機に政府が心機一転することを願う。
(朴完奎首席論説委員、9月7日付)
※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。
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