安倍首相のアジア戦略外交の意義

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 安倍首相のアジア戦略外交の意義

安倍首相は1月12~16日にかけて、フィリピン、オーストラリア、ベトナムを歴訪中である。

 

フィリピンにおいては、ドゥテルテ大統領と2度にわたって会談。政府開発援助(ODA)と民間投資あわせて1兆円の支援を約束した。ドゥテルテ氏は米比同盟の重要性に言及、「米比の協力を継続していく」との方針を伝達。安倍首相も「アジアの平和と繁栄を確保していく上で米国の関与と、日米比3ヶ国連携維持の必要性」を訴えた。

 

総理は大統領の故郷ダバオの自宅まで訪問し、大統領は自身の寝室まで案内。真骨頂は、同国の国鳥であるフィリピン鷲に「SAKURA(桜)」と命名したことである。

 

オーストラリアでは14日、ターンブル首相の地元シドニーで同氏と会談し、日豪防衛物品協定改定の署名式に立ち会う予定。安保、経済面で日豪米3ヶ国の強固な連携の重要性を確認する。

 

安倍総理は、第2次安倍政権発足直後の2月末に、米国を訪問し首脳会談を行ったが、その前の1月にはベトナム、タイ、インドネシアのアジア3ヶ国を訪問している。

 

安倍氏は、政治的には祖父に当たる岸信介元総理を最も尊敬していると言われている。岸元総理も日米安保条約改定交渉で訪米し、日米首脳会談に臨む1ヶ月前の1957年5月、インド、パキスタン、スリランカ、タイ、台湾の6ヶ国を訪問している。アジアを固めてアジアの意見を集約、代表し米国に臨むとの戦略的外交政策である。

 

そう考えると、このたびの安倍総理のフィリピン、オーストラリア、ベトナム3ヶ国訪問の意義もよく理解できる。1月下旬と言われている米国訪問。トランプ大統領との正式な、初の日米首脳会談に臨むためのものである。総理の3ヶ国訪問、そして本命である日米首脳会談の成功を祈念したい。

 

国際勝共連合会長 太田洪量

 

             

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