特集「日本宣教 55 周年記念北海道大会」 WeeklyNews10.15号

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日本を許し、愛し、祝福された真の父母様

日本宣教の原点、胸に刻んだ「55 周年記念大会」

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 1954 年 5 月 1 日、 韓国で創立した 「世界基督教統一神霊協会」 ( 以下統一教会 ) が 4 年後の1958 年 6 月 15 日、 最初に海外宣教師を派遣した場所は他でもない日本でした。

当時は韓国・日本間の国交が正常化(1965 年)される前で、韓国にとって日本は恩讐国家以外の何ものでもありませんでした。 しかし、真のお父様だけは 「恩讐国家、日本に天の偉大なみ言葉と愛、そして祝福を一番最初に伝えなければならない」と強調されました。

当時、日本宣教師を選抜するための特別集会において、 真のお父様は 「33 才や 34 才に該当する者は手をあげて見よ!イエス様の再出発の年齢に該当する者が海外宣教の使命を担当しなければならない」とおっしゃりながら「たとえ、今は日本が恩讐の国だったとしても、 そのような日本が今後、韓国のために生きるようになるだろう。将来、韓国が進まなければならない道は、日本を天のみ言葉と愛で正しく抱くことだ。 天運がその道を歩いてくるので、日本を必ず抱かなければならない」と強調されました。

このような過程を通じて日本宣教師の任命を受けたのが、まさに崔 奉 春 宣教師でした。 真のお父様は崔宣教師を忠清南道、鶏龍山にある甲寺で呼び、「君が玄海灘を渡らなければならない。 君が無事に到着する時まで私は寝ずに君のために祈り、 君のために精誠を込める。たとえ死んだとしても、 任務を果たすまで戻ってはならない ! 神様の御旨はそれほどまでに厳格なのだ」と語られながら「涙をこらえてまず天を慰めなさい! 君の声が天の響きとなって日本の人々の魂を揺さぶるだろう。 私たちの道は必ず勝利するから、いつも強く大胆でありなさい! そして誰よりも日本人を愛しなさい!  涙を流し、 迫害をうけたとしても日本を愛しなさい! 自身の両親と子供のことを考える前に、まず宣教地の日本の人々をより愛さなければならない。追われながらも日本を愛したという事実を日本の人々が証明できるように、 その歴史だけを残しなさい !」と心情に深くしみわたるみ言を伝えられました。

結局、 崔宣教師は 3 度にわたる試みの末に日本に到着し、 翌年 1959 年 10 月 2 日、 東京都新宿区にある「雄鶏舎」 の 2 階で 4 人の兄弟姉妹が集まる中、 初めての礼拝することとなり、これがまさに日本統一教会の出発の第一歩となったのでありました。現在、日本統一教会は 2013 年 1 月 13 日基元節以後に開幕した天一国実体時代を迎え、第 2の飛躍を目指しています。

「ビジョン 2020」 がまさにそれです。一方、日本統一教会は 「ビジョン2020」 を成就するための原動力を 1958 年 6月 15 日 ( 日本宣教師派遣日 ) と 1959 年 10 月2 日 ( 日本統一教会創立日 ) に見出し、「日本宣教55 周年記念大会」と「日本統一教会創立 54 周年記念大会」を真のお母様を直接お迎えする中で開催する運びとなりました。

真のお父様が崔奉春宣教師に下さったみ言は現在の日本の指導者と祝福家庭が胸に深く刻み、「ビジョン 2020」 成就のための原動力としなければなりません。「あたかもアダムとエバが神の制止を振り切って禁断の実を取って食べたのと逆に、 一人の霊的生命を生かすためには『命をかけて最後までその人を愛する』という決意と実践をしなければならない」という真のお父様のみ言は、 今この瞬間にも私たちの胸に響きわたってきます。

 

「ビジョン2020の旗手、私たちは一つ」

神霊と真理で一つになり復興していた草創期の統一教会に帰りましょう!

天の父母様の創造理想を成し遂げる為に日は、 摂理的 「アダム国家」 であり「父の国」ある韓国にとって絶対的になくてはならない 「エバ国家」 であり「母の国」 です。

この事実は天一国実体時代が出発した後も変わりありません。

真のお母様が基元節以後に、非公式でしたが、最も先に訪問された摂理国家は正に日本でした。そしてその後、公式に「日本宣教 55 周年記念大会」及び「日本統一教会創立 54 周年記念大会」のため来日してくださったのは、真のお父様が日本を一番目の海外宣教国家に選定し、崔奉春宣教師を派遣なさったことと全く無関係ではありません。

真のお母様が真のお父様の聖和以後ずっと統一家の指導者と食口たちに「神霊と真理で一つになり復興した草創期の統一教会に帰ろう!」という特別なみ言を宣布して下さりながら、これまで 「統一家の信仰的復興」 と「天一国の実体的建設」について構想してこられた内容を公表されたことを考えてみますと、 今日の日本での大会がどのような背景で開催され、その摂理的意義が何なのかが推察できます。

それでは、草創期の統一教会はどうだったのでしょうか。 一言で言うと、心情の教会、愛の教会、聖霊の教会でした。

真のお母様は出向かれる所毎に、心情と愛、聖霊の精神を基盤に原理と祝福を父母の心情で伝えることができる指導者と食口、そして二世圏を養成しなければならないことを強調しておられます。

今、誰よりも孤独で困難な立場で「死生決断・全力投球」 により日々厳しい闘いを為しておられる真のお母様を慰めることができる道は、真のお母様が夢見るビジョンと一つになり、指導者と食口たちが心と志を一つに合わせ、その強調される精神と姿勢を心身に徹底させることです。

したがって今回の大会の主旨と目的は、日本宣教 55 周年を総整理する一方で、日本の指導者と食口たちが天地人真の父母様の心情とみ言を相続し、 一心・一体・一念を成す契機とすることにあります。 そしてこれを土台として神霊と真理が充満する心情共同体としての教会を建設し「ビジョン 2020」を成就し、日本統一教会の第2の跳躍を決意することにあると見ることができるでしょう。

一方、今回の大会の主旨と目的には、民族と国家が天運を相続する為には自国中心主義から脱して天運を完全に受けることができる環境を創造しなければなりませんが、 その環境創造の最初の歩みが正に国家を越えて世界の為に犠牲となり奉仕する国家を作ることにあるという点を、日本の指導者や平和大使たちに正しく知らせることにもあります。今回の真のお母様のみ言の核心も正に、世界と人類の前に真実なる日本となるためには、日本が天から下された祝福を世界と人類の為に施し愛さなければならないということにあります。このような点から草創期の統一教会の伝統と精神は非常に重要と言えるでしょう。

天恵の自然、北海道で創造の神秘を発見!

本大会の為に真のお母様は行事の二日前、10月 12 日 ( 土 ) 午前 11 時頃に羽田空港に到着されると直ちに天の祝福を受けた天恵の自然を誇る北海道に移動し、 空と地と海 ( 湖 ) の動植物などの然と交感されながら環境創造の為の天の父母様の創造の真実を明らかにされる一方で、 大会の為に精誠を込める日程を持たれました。

北海道の釧路に到着されるとすぐに真のお母様は随行員たちと一緒に鶴見台に移動されて鶴を観察され、 翌朝にはホテル周辺で散歩されながら陸地の植物と動物たちを観察されました。

続いて阿寒湖で遊覧船に乗られ、 世界で唯一、日本の北海道にだけ棲息するマリモという水草を観察されながら、 特別な存在が育ち成長できる環境創造の重要性とその特別な条件を作って維持する為の努力の必要性を通じて、「ビジョン  2020」という特別な摂理的使命を完成するにおいても特別な環境創造と維持が必要であるという貴重な悟りを日本の指導者と食口たちに知らせて下さいました。このように真のお母様は、 大会を控えて人間復帰と心情復帰をなす前に先ず万物を愛する精誠条件を立てられながら、 大会に向けて慎重かつ丹念に準備されました。

2013 年 10 月 14 日(月)、「真のお父様興南監獄出監記念 63 周年」 であり、また 「6000双国際合同祝福結婚 31 周年」という天の記憶する意義深い日に、日本列島の頭に当たる北海道札幌市のガトーキングダム札幌ホテルにて、5 人の元・現職国会議員(4 人の現職議員、1 人の元議員)をはじめとする平和大使と食口ら約 3200 人が参加する中、「ビジョン 2020 の旗手、私たちは一つ」という主題で、日本宣教 55 周年記念北海道大会が盛大に開催されました。

徳野英治会長の司会で進められた本大会は、まず 3 つのチームが準備した合唱、 演武などの文化公演が披露されました。

最初は札幌手稲西教会の中高生で構成された 「ピースエンジェルス」 が「True Harmony」 という曲を合唱し、 続いて圓和道の旭川道場が準備した演武公演。最後に、北海道連合聖歌隊「ノース・ヒル・クアイア」が、「天一国の栄光」という曲を合唱しました。

式前文化行事が終わった後、会場に到着された真のお母様に、 安田公保北北海道教区長夫妻が花束を贈呈。

司会者の開会宣言と天一国の歌斉唱に続き、北北海道教区の本田恵理子・婦人代表が代表報告を行いました。

その後、司会者から来賓の紹介があり、日本統一教会の 55 年間の統一運動の歴史を収めた 「天地人真の父母と日本統一運動」という題名の映像が上映されました。映像には、1958 年、 真のお父様から日本宣教の使命を受け、命懸けの死闘の末に玄界灘を越えに日本に安着した崔奉春宣教師が、日本統一教会を立て、神霊と真理により一つとなって復活し、全国に伝道の旋風を起こしながら教会の基盤を築いていった過程が余す所なく収められていました。

その後、 真の父母様の日本訪問を通して燃え上った運動が、伝道と祝福を通して「愛人」の道を越え、勝共運動を通して 「愛国」 の道を歩むようになり、遂には摂理的母の国として世界のために犠牲となりながら天を慰労し愛してきた 「愛天」 の路程が映像を通して伝えられると、 参加者たちは皆、 胸を詰まらせました。続いて北海道の衆議院議員が登壇し、「世界の平和と繁栄のために生涯苦労してこられた文鮮明、韓鶴子総裁御夫妻の生き様に触れながら、自分が恥ずかしい存在であることを知りました。 特に、先日の文鮮明先生聖和一周忌記念式に参加したとき、文鮮明先生の生涯を扱ったミュージカルを見ながら、 我知らず涙が流れました。このような世界的な統一運動が、韓鶴子総裁を通して引き続き全世界に伝わっていくように願っています」と祝辞を述べました。

続いて、 鈴木啓子さんが祝歌 「主の祈り」 を熱唱し、 大会の雰囲気はますます盛り上がりを見せました。

そのような中、 登壇した宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長、「真のお父様と最終一体となられた真のお母様は、真のお父様の聖和後、その悲しみを乗り越えてすぐに立ち上がられ、『中断なき前進』という貴いみ言によって私たち統一家に希望と力を下さいました。真のお母様は、温かい母の愛と賢明なリーダーシップによって、天の摂理を導いてくださっています。特に去る 1 年間、 真のお母様は非常に素晴らしく、 力強く、 時には細やかに、 人類の真のお母様としての姿を世の中に、はっきりと、堂々と見せてくださいました」と、 真のお母様の心情とリーダーシップを強調しました。続いて総会長は、「今後、日本統一教会は、 真のお母様が提示してくださった『ビジョン2020』を中心に、指導者と食口全体が混然一体となって、真のお母様が語られた『中断なき前進』を通し、 神霊と真理により一つとなって復活する新しい日本統一教会を建設し、新しい日本(NewJapan)、偉大な日本(Great Japan)、勝利する日本(Victory Japan)を成し遂げましょう!」と訴えました。

続いて、真のお父様の聖和後に語られた真のお母様の貴いみ言を分野別に編集した映像、『天一国完成は私の夢』が上映されました。この映像を通し、参加者たちはもう一度、真のお母様が願われる内容が何であるか、 明確に理解することができました。

雷のような熱い歓迎の拍手喝采の中、登壇された真のお母様は、貴いみ言を日本統一教会の指導者と食口だけでなく、日本の指導者と国民に伝えてくださいました。

真のお母様は、「日本に対して、姑の立場と同時に実の母親の立場で、日本の食口を真の父母の心情で心から案じ、 心配しています」というみ言から始められ、 いつでも子供のことを心配するのが父母の心情であるという点を、声を震わせながら語ってくださいました。その一方、真のお母様は、大会の前に精誠を尽くすために訪ねられた阿寒湖に生息するマリモをご覧になりながら感じた神様の創造の原理と心情を述べられました。真のお母様は、これほど美しい藻が育つための特別な環境があったからこそ、このような姿を備えることが可能であったという点を強調されながら、 特別な存在になるためには特別な環境創造が伴わなければならないということをしみじみと説明されました。そして、真のお母様は 「日本は真実を明かさなければなりません。これから世界は、 徐々に一つの世界になっていかなければなりません。個人的な国は存在することができなくなっていきます。そのような現実を皆さんも肌で感じているでしょう。日本が『過去に蓋をしたまま、 未来だけを見つめて、互いに一つになろう!』と主張するばかりでは、そこに真実はありません。真実がないところには、友人ができないのです」と力説されながら、イギリスの清教徒たちが信仰の自由のために新大陸であるアメリカに移住し、まず初めに天に侍ることのできる教会を建て、 その次に未来を責任持って立つ人材を教育する学校を建てた後、最後の自分たちの家を造ったという、 清教徒たちの信仰の伝統と歴史を紹介しながら、このような意識と伝統が、正に神様の祝福を受けることのできる行動であったという点を強調されました。そして、これが正に、天が世界の最強国家であるアメリカを祝福してくださった背景であり、 原因であったと説明されました。それと共に、そのような天の祝福には、より世界と人類のために犠牲となり、 奉仕しなさいという天の深い御心があったのにもかかわらず、これをアメリカは放棄してしまったため、1970  年代に真の父母様がアメリカを中心に、 世界摂理を出発なさったという歴史的背景も説明。一方、 真のお母様は、「堕落した人間は始まりと終わりが違いますが、 天の摂理は必ず始まりと終わりが同じです」という点を語られながら、 私たち統一家の食口たちも、このような天の伝統を相続しなければならないという点を、 忘れずに強調されました。また、真のお母様は 「1億2 千万の日本国民が誇るべき存在は、正に日本の祝福家庭です」と語られながら、日本もアメリカの前轍を踏んではならず、 特に祝福家庭は、 天から受けた大きな祝福を自分とその家庭のためだけに使用しないで、自分の氏族と地域、 民族と国家のために伝えていかなければならないと説かれ、 伝道と祝福の重要性を強調されました。そして、 真のお母様は最後に、「自分を通して数多くの生命が再び生まれ変わること以上に幸せなことが、この世のどこにあるでしょうか」という問いかけを参加者に投げかけられながら、 新しい霊的生命を生かす天の真の子女になることを願われつつ、み言を終えられました。

真のお母様のみ言の後、 礼物の奉呈と億万歳三唱で、大会は成功裏に幕を閉じました。

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本大会に参加したある女性は、「きょう、真のお母様が下さった癒しと希望のメッセージは、私と家庭と教会だけでなく、日本全体が受け止めなければならない貴いみ言でした」と感想を述べながら、「真の父母様が残された愛と献身、分かち合いと犠牲の生き様とメッセージを、 私たちの現実の中で具体化させることが、 私たちの使命であり、 生きがいであることを、 真のお母様のみ言を通して深く悟ることができました。そして、何よりも伝道と祝福、奉仕活動こそ、 真の父母様の心情を感じることができ、 一つになることのできる最も良い機会であると思いましたし、 そのために全力投球していきたいと思いました」と、自ら感じた熱い感動をしみじみと語ってくれました。

また、ある男性参加者は、「真の父母様のよう真心を尽くして人と世界を愛し、 犠牲になるこそれだけが世の中を変えることができるし、 世中と一つになることができるということを、真の母様のみ言を通して感じました。そして、何より日本の国民と社会を愛するというその真心を受入れてもらうには、『実践』する以外にないといことを、 改めて悟りました。 私も天の父母様との父母様の前に恥ずかしくない子女になるた伝道と祝福を世の中において実践していく者になりたいと思います」と、感慨深く語りました。

1 時に始まった式前行事と本行事は 3 時頃、 すべてのスケジュールを終えました。 今日の大会が行われるまでに天の父母様と真の父母様が投入された、 その熱い精誠と愛を心ゆくまで味わった参加者たちが、 一段と軽やかな足取りでそれぞれの家庭や場所に向う姿を眺めながら、「ビジョン2020」 成就を通した日本の再跳躍の道が、 限りなく近づいてくるように感じました。

 

 

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