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ハンガリーの政治情勢がナチズムから共産主義へ移行した中で、バルトは、「キリスト教会は原則として共産主義に反対する必要はないと主張した。これに対して、ブルンナーはバルトがナチズムに反抗した時と同様に共産主義を攻撃しないと、バルトを非難した。」(『カール=バルト』大島末男著、清水書店、59~60頁)。
バルトが共産主義を非難しない理由は、大島氏によると、「共産圏では経済面においては兄弟愛があると信じたのであった。そして西欧社会では政治的には自由と平等が保障されているが、経済的には不平等があると感じたのである」(同上、60頁)という。
しかし、ソ連が崩壊(1991年)し、現代においては、バルトのように、北朝鮮や中国が「経済面において兄弟愛がある」と信じている人は少ないであろう。
また、共産主義思想は事物の発展は対立物の闘争によるといい、同様に人類歴史も階級闘争によって発展するという。この戦闘的唯物論の本質は、愛ではなく「憎悪」にある。共産主義者は、暴力革命を主張し、「支配階級を震撼せしめよ!」(「共産党宣言」)という。
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