これは、小説『イエスの涙』(ピーター・シャビエル著)に記されている(幻で現れた)イエス・キリストとあるシスターの会話の一部です。
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シスター「イエス様、私はあなたを愛し信じたいと本当に願っています。でも、そのような大それた使命は私には荷が重すぎます。どうか、誰かほかにもっと聖書や神学の知識もあり、人々から尊敬される立場にある人にこの使命をお与えください。私にはとても無理です」
イエス「無理かどうかは、あなたが決めることではない。一番大切なことは、聖書や神学の知識などではない。能力や社会的地位や立場でもない。もっとも尊いものは愛であり、私の心情を本当に理解しているかどうかということだ。あなたがもし本当に私の心情を理解し、私を真に愛することができるなら、それこそほかのすべてに勝る力となるだろう。なぜなら、私を真に愛する人とともに私はいるからだ。愛がすべてに勝ることを示すために、私は名もないもっとも小さな者であるあなたを選んだのだよ」
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