「マインドコントロール理論」は責任転嫁の理論

魚谷氏のブログが更新されましたので紹介します。


 

ところが、日本におきましては、この「マインドコントロール理論」というのはかなり多くの大衆に信じられているという現実がございます。それに大きな役割を果たしたのが、オウム真理教の事件であることは、ほぼ間違いないと思います。オウム真理教事件が起こったときに、「本来、高学歴で、理性的で、さらにもともと純朴で正義感の強かった若者たちが、あのような重大な犯罪を犯した。これはマインドコントロールとか洗脳ということがなければ説明がつかない」ということで、誰もがオウム真理教の信者は強力なマインドコントロールを受けていると信じて疑わなかったわけであります。

とくにこの「ヘッドギア」なんていうのが出てきまして、このヘッドギアというのは麻原彰晃の脳波と同じものを流しているそうでありまして、そうすることによって麻原教祖と一体化するための道具だと説明されておりましたから、こういうグロテスクなものを見るとですね、これはもうよっぽど強力なマインドコントロールがあるに違いないというふうに一般大衆は思ったということなのでありです。

で、オウムがやったことの中にはですね、例えば独房での修行であるとか、あるいは薬物を使ったりというようなことが一部あったようでありますので、厳密にいうと「マインドコントロール」というよりは「洗脳」に近い手法であったと私は思っております。「マインドコントロール」というのは、ごくありふれた日常的なコミュニケーションの積み重ねによって相手をコントロールすることだと言われておりますが、オウムのやったことは日常的なコミュニケーションを超えていることがかなりあったというのが事実のようです。

しかし、そのような手法を使ったとして、オウムの信者たちは自分の頭で理性的に判断する能力を完全に失って、麻原彰晃のロボットのようになっていたのかというと、そうではなかったという結論が出ていますね。それが実は、裁判の過程で出ています。


 

この記事の続きは「洗脳」「マインドコントロール」の虚構を暴くをご覧下さい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました