これは、1976年にアメリカの『ニューズウィーク』誌のインタビューに文鮮明師が応じたもの(以下、A)を翻訳し、一部抜粋したものです。
インタビュアーは『ニューズウィーク』誌の編集長リチャード・Z・チェスノフと編集者アンドリュー・ナゴルスキ(以下、Q)。
Q. あなたは明確に、再臨主が現れること、その再臨主は結婚した韓国人であること、そして、新しいイデオロギーが韓国に出現すると言われました。なぜ韓国なんですか?
A. 韓国は神様に選ばれた国です。韓国は分断されています。板門店の分断線は神側の世界とサタン側の世界の分断線のようなものです。対決は韓国で行われるしかないのです。韓国の勝利、特に共産主義との戦いにおける勝利は、韓国だけのものではありません。私は、その戦闘の現場を再びアメリカに移すためにやってきました。アメリカは世界に対する責任から後退してきました。これは、既にベトナムで起こったことです。世界、そして神様の運命を決めるのはアメリカです。神様は、チャンピオンを必要としています。アメリカは共産主義と戦う運命にあるのです。イデオロギーの対決は避けられません。
Q. あなたは韓国政府や韓国CIAの関係者ですか?
A. それはばかげた考えです。統一教会は宗教運動であって、政府の指示は受けません。実際には、韓国政府の人たちが私たちの運動を弱体化させたり、抑制しようとしたことは過去に何度もありました。しかし、今は、韓国の国家目標に対して私たちが貢献するところが非常に多いので、韓国政府も私たちの業績を無視できないでしょう。私たち自身のイニシアチブで、2千万人以上の人が私たちの勝共理論を聞きました。
Q. 韓国や世界の反共団体、例えば、日本の児玉誉士夫から、支援を受けたことはありますか?
A. 一銭も受け取っていません。児玉さんには会ったこともないし、彼とも、彼の団体とも、やり取りしたことはありません。共産主義者たちが、統一教会の印象を悪くするためにそのような噂を流しているのです。
Q. 世界中の教会の金銭的な所有財産の規模は?
A. 分かりません。正直な話、私は数字は把握していません。興味を引かれないので。私は霊的な指針を与えるだけです。
Q. あなたと統一教会のセキュリティーの堅さは歴然としています。異常とも取れるほどです。どうしてですか?
A. 私は命懸けの使命を遂行しています。私は共産主義者に命を狙われているし、危険な目には何度も合いました。私の運動が勢力を増すに従って、私の命を狙う組織的陰謀の可能性も増します。例えば、北朝鮮の金日成は、彼の革命戦略への第一の脅威は私であると公言しています。しかし、陰謀家たちは、私が何らかの理由で失敗したとしても、新たなレバレント・ムーンがたくさん現れるということを知らずにいます。神様の意思は続くのです。
Q. 他のキリスト教会から叙任されたことはありますか?
A. 歴史上の多くの預言者たちがそうであったように、私は神様に叙任されました。私は常に神様と対話しています。生ける神様が私とともにあるのです。これに勝る叙任はありません。
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