キリスト教雑誌の編集長が告白「(監禁による)説得活動をすべきではない」

 キリスト教雑誌「リバイバル・ジャパン」(2012年10月7日号)に、『自称「再臨主」文鮮明氏死去 統一協会員は間違いに気づくのか?』という谷口和一郎・同誌編集長のレポートが掲載されました。

 

 谷口氏はその中で、統一教会信者に対する「脱会・説得活動に携わった経験がある」ことを告白。当時の経験を踏まえ、「もうこのような(監禁による)方法で説得活動をすべきではないと信じている」と述べています。

 以下、谷口氏のレポートを一部抜粋して紹介します。

 

 

  実は記者(谷口和一郎氏)は、1980年代半ばに統一協会に入り、脱会して4年間ほど、彼らの脱会・説得活動に携わった経験がある。(中略)

 

 説得活動においては、文鮮明氏のスキャンダルを語ることは少なくし、『聖書』のことばをとにかく伝えた。彼らの教理では聖書は不完全なものだと教えられているが、御言葉自体に力があるので、それを聞く統一協会員の心は確実に変化していく。自信を持って十字架と復活の福音を語ることが大切だ。(中略)

 

 脱会の方法だが、直子さんは、あるマンションに監禁「親による保護」とも言われるされ、そこに牧師や辞めた信徒が訪れるかたちで説得された。80年代以降、共産系の団体やプロテスタントの牧師が多く採ってきた方法である。

 

 記者(谷口氏)は、もうこのような方法で説得活動をすべきではないと信じている過去において、私もこの方法で説得した経験がある。しかし、一人の人間がマンションの一室から一歩も外に出られないという状況、その心理的・肉体的ダメージは計り知れない。監禁されたマンションから飛び降りて大怪我をした、マンション内で自殺してしまったという事例もあるのだ。(「リバイバル・ジャパン」より一部抜粋)

 

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