W-CARP-JAPAN(全国大学連合原理研究会)が、現在第2回 「カルト対策」についての論文募集をおこなっています。昨年は九州大学の「カルト対策」は憲法違反とした論文が優秀賞を授与されました。
今回のテーマは「アカデミックハラスメント」「校内配布ビラ」「フランスのセクト法」についてです。法学部の学部生や院生が対象で、提出期限は11月30日、最優秀賞には10万円が授与されます。
論文募集の趣旨は以下のとおりです。
「一般に信教の自由には「内心における信仰の自由」「宗教的行為の自由」「宗教的結社の自由」の三つの内容があるといわれている。このうち、「内面の 自由」は絶対的な権利であるが、行為の自由は「公共の安全、公の秩序、公衆の健康若しくは道徳又は他の者の基本的な権利及び自由を保護するために必要な」 (国際人権規約第18条)制約には従わなければならないとされている。しかし、信教の自由は人権規定全体の根本に関わることなので、こうした制約は、必要 不可欠な目的を達成するための最小限度の手段を用いての制約でなければならないとも言われている。大学における「カルト対策」が、こうした必要不可欠で最 小限度の制約と言えるのか、それとも信教の自由の侵害に当たるのかを論じることを最も中心的なテーマとする。憲法論や信教の自由を直接扱っても構わない し、それを前提として個々の具体的な問題に絞って論じても構わない。このテーマに関連させて、「カルト」「マインド・コントロール」等の概念を論じても構わないが、あくまで大学におけるカルト対策との関連において論じること。宗教を理由に行われるパワハラ、アカハラもテーマに含まれるものとする。」
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