韓鶴子総裁・南アメリカ宣言 「超宗教・超国家・超人種の新世界」
【モンテビデオ=NEWSis( )ニューシーズ】 シン・ドンロプ記者
韓鶴子(71)天宙平和連合(UPF)共同創設者が「新世界の実現に向け、偉大なる挑戦」を宣言
韓鶴子世界平和統一家庭連合総裁は22日(現地時間)ウルグアイ·モンテビデオ・ビクトリア・プラザホテルで開かれたUPF国際指導者会議(ILC)で「神様の下の人類一家族の夢を実現するために先頭に立つことを願う」と表明した。
文善進(38)世界平和統一家庭連合世界本部本部長が代読した基調演説を通して韓総裁は「南北アメリカの多くの国々が様々な面で困難な状況を経験しているが、南北アメリカは、新世界創建の無限の可能性を持つ大陸である。世界の耳目が南米に集中している」と指摘した。
引き続き「私たち夫婦(文鮮明総裁・1920~2012)の最も大きい課題は冷戦時代には神を否定する共産主義を克服すること、冷戦終了後は性の開放で家庭崩壊が深刻な自由民主主義を改善するということだった」として「人間中心の体制や制度には不正、腐敗、権力乱用、人権侵害などの問題がある。 それで神様主義・頭翼思想を唱えて平和の新世界に向かうビジョンを叫んで教育してきた。 左翼と右翼を包容した共生共栄共義の世界を作ろうということだ」と説明した。
文鮮明·韓鶴子総裁夫妻とルイス·アルベルト・ラカジェ大統領。 1991年4月ウルグアイ
統一教南米摂理の本部はブラジルの小さい村ジャルジンにある。 道路事情が悪く、赤ん坊が病気にかかっても病院に行くことができなかったこの地に文・韓総裁夫婦は救急車数十台を支援した。 1998年ジャルジンに「世界平和理想家庭教育本部」をたてて共同体理想を実現する担い手を世界から集めて集中的に教育した。 「ニューホープ農場」を作って共同体生活を体験するようにした。理想共同体運動が根をおろし始めた地域がまさにジャルジンである訳だ。
パラグアイ川流域のレダを中心とした模範農場と模範漁業施設で、自然と調和する文化都市を計画した。最近では、養殖場も作った。海で捕獲するだけでは足りないからである。昨年5月、パク養殖に成功したパラグアイ・フェデリコ·フランコ(52)大統領をはじめ政府高官が辺境地であるレダを訪問し、感謝の意を表した。
南アメリカの余暇産業とスポーツ事業の基盤を確保するためにも関心を注いだ。韓総裁は「理想世界は、文化芸術を鑑賞し、趣味やスポーツを楽しむ世界 」としながら「私たち夫婦は2002年韓国・日本のワールドカップが終わった1年後、国際クラブサッカー大会であるピースカップを創設した。サッカーの皇帝と呼ばれるペレはピースカップの発展のために多くの努力を傾けた」と伝えた。
文・韓総裁夫妻の娘・文善進女史、母に代わり平和のメッセージを代読
ブラジルのサンパウロにあるソロカバ・サッカーチームを買収して、ジャルジンにセネ・サッカーチームを創立し、強いチームに育てた。これらのサッカーチームは、平和と統一のための事業に積極的に協力している。
韓総裁は「今日、世界の平和基盤と連携して、南北アメリカを中心に展開してきた事業を中心に、いくつか提案をしようと思います」と、大きく4つの点を強調した。
「自然環境を積極的に保護しながら、食糧問題の解決を率先することだ。環境問題の根本的な対策は、意識改革にかかっている。自然は神様が私たち人間のために与えてくださった教育博物館であり生存のための環境である。アフリカなどの第三世界で1年に2000万人、1日6万人が飢えて死んでいるのをみて、広大な南米大陸に牧場を建て養殖場を運営しようとしたのだ」
国境と人種、宗教の壁を壊してしまい「神様の下の人類一家族」の理想を実現するための先頭に立とうということだ。 祝福結婚式を通じてこのような理想を実現するために努力してきた。敵どうし和解して世界を一つにまとめることができるのは祝福結婚しかない。 言い換えれば祝福結婚だけが国家と人種、宗教の高い壁を越えることができる根源的な方案だ。」
文善進・世界平和統一家庭連合世界本部長に挨拶するラカジェ・元ウルグアイ大統領
「南北米宗教和合と一体化の先頭に立ってほしい。 一つの世界は何より宗教和合と一致から始めなければならない。 南北米の宗教間調和と協力が今ほど切実に要求される時はない。 9・11テロが起きた時に私たち夫婦が主催してすべての宗教指導者とニューヨークで和合を確認した。 長い間の宗教和合の基盤の上に私たちは各宗教指導者が互いに手を握って、互いに抱擁して、この途方もない危機に賢く対処していく知恵を結集した。」「今日ここに参加した指導者の皆さんが、南米のプロジェクトを具体化するために参加して下さることを切に要請する。神様が望む新しい国、新世界は、超宗教、超国家、超人種の世界である。国境のない自由と平和、統一と幸福の世界だ。皆さんの手で理想の共同体を実現して新世界を実現するアクションプランを作成するよう要請する」
サンギネッティ氏、2期(10年)を務め上げた元ウルグアイ大統領
韓総裁は「今回のILC会議は文総裁の聖和を追慕する行事として開かれるものだ。 来る8月の聖和2周忌には私たち夫婦が南北アメリカを中心に拡げてきたプロジェクトを振り返る機会になるだろう。 天運を共にすることができる絶好の機会だ。 今回の会議は、南北アメリカが心を一つに新たな出発をすることの重要な契機になってほしい。私たち夫婦は、真の父母・真の師・真の主人の道を歩いてきた。その間に皆さんに示したような勝利的な生活をすることを期待する。平和の新世界に向けた最大の課題に皆さんが参加してくれると信じている」と語った。
この日、ILCにはフリオ・マリア・サンギネッティ・カイロロ(78)、ルイス・アルベルト・ラカジェ(73)、元ウルグアイ大統領を含む南米のVIPとカトリック司祭、プロテスタント牧師など宗教を網羅した聖職者300人余りが参加した。 参加した人々は文総裁の人間愛と南北アメリカ統一運動に敬意を表した。
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訳Harikawa
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