死後の世界は実在すると発言した脳外科医

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The Telegraphより…
By Mark Hughes, New York7:52PM BST 09 Oct 2012

それまで死後の世界の存在を否定してきた優秀な科学者が臨死体験の後、
天国が存在する事を確信した。

エベン・アレグザンダーは、ハーバード大学を卒業した神経外科医だ。彼は2008年、髄膜炎を患った結果7日間昏睡状態に陥った。その間アレグザンダー医師は、脳の思考と感情をつかさどる部分が完全に‘機能停止(shut down)’している中‘死後も意識が存在するという科学的確信を与える何か深い’体験をしたという。

         

               “その世界では‘愛’が大きな構成要素(constituent)でした・・・”

アメリカの雑誌ニューズウィークで自著‘プルーフ・オブ・ヘブン(天国の証明)’を紹介しながら語った内容は次のようなものだ。

‘大きなピンクがかった白いフワフワした雲のようなところ’で、‘きらきら輝く’美しい青い目をした女性に会った。‘鳥のようでもあり、天使にも思えたが、どちらも正確には表せていない。地球上では見た事のないものだった。ずっと進んだ、高度な形態を備えていた。’ アレグザンダー医師は加えて‘上の方から大きなとどろくような讃美歌が聞こえてきた。翼をつけた生き物が出している音なのかと思った。その音はまるで雨粒が肌に当たるような、そのような物としての感覚があった…ただ体は濡れないが。’

アレグザンダー医師は以前、患者から幽体離脱する話を聞いた事はあったが‘願望的思考’だとして一蹴してきた、しかし今、自身の体験に基づいて考えを改めたという。 ‘本当に常軌を逸した、信じがたい話しであることは百も承知しています。以前なら、もし誰かが、たとえそれが医者でも、私にこんな話をしたら間違いなく妄想に取りつかれていると判断しているでしょう。しかし私の身に起きた事は妄想からはかけ離れた、私の人生で起きたいかなる事件、例えば自分の結婚式や2人の息子の誕生などよりも現実的で実質感のあるものでした。
 
私はアメリカ屈指の大学で何十年も脳外科医として勤めてきました。私の同僚達も私同様、脳、特に大脳皮質で意識は生じるという認識を持ち、宇宙は感情など無関係の、ましてや無条件の愛、神などの入る余地のないものだと考えていることでしょう。
しかしこの考え方、理論はこの体験の後、粉々に砕けました。

訳Harikawa

以下真正スピリチュアリズムより転載

「死後の世界なんてあるわけない」…長らく否定派だった脳神経外科の権威で、7日間の昏睡状態を経験し、その後一転「死後の世界はある」と主張し、世界中で話題となった人物がいます。

 その人物は、エベン・アレキサンダー博士で、ロケットニュースに「死後の世界はある!? 脳神経外科権威の主張に世界が仰天!!」という記事が掲載されていますが、元となったのはこちらの記事のようです。

エベン博士は2008年に急性細菌性髄膜炎という重い病にかかり、脳の新皮質に深刻なダメージを受けてこん睡状態に陥った。ハーバード大学で教育を受け、25年にわたって神経外科医として一線で活躍する彼は、病気以前に死後の世界を否定していたのだ。クリスチャンではあったものの、決して熱心に信仰している方ではなかった。

ところが病から復帰した後は、来世に対して肯定的な意見を持つようになった。それは彼自身の経験によるものだった。博士によれば、死後の世界では脳から独立した意識が現実とは異なる世界を旅していたという。青い目の美しい女性に出迎えられたその世界は、大きなピンク色の雲(のようなもの)が果てしなく広がっていたという。

そして「鳥」もしくは「天使」、そのいずれの言葉でも説明し切れない存在が飛び交い、壮麗な「音」が響きわたりまるで雨のように降り注いでいたそうだ。そしてその「音」に触れることさえできたとのこと。

 長年の否定派であれば、おそらくは良く言われる問題、危篤時に脳への血流の少なさ等、生理的な要因で「幻覚を見ている」という説をとっていたのかも知れません。

 この辺りは、仮に幻覚を見ていたに過ぎない臨死体験の経験者たちが、不思議とそうした説を取らずに、死後の世界の存在に確信を持つ傾向があります。
 非常にリアルな夢を見ていた場合、現実だか夢だか判別が付かない事がありますが、さすがに目覚めれば「ああ、これは夢だったのか」と気が付きます。

 同じように、臨死体験者は、非常にリアルな幻覚を見ていたのだ…という結論には至らないようで、これは脳神経外科医のエベン博士も同様だったようです。
 同氏は「博士にとって実生活よりもリアルな体験であり、自身の結婚や子供の出産に匹敵するインパクトを受けた」と語っています。

 ちなみに、医師が臨死体験をするというケースは、立花隆氏の調査の中にもでてきますが、分野は違いますが、整形外科医のDチコリア博士のケース、また直接の臨死体験ではないですが、医学部附属病院救急部・集中治療部部長の矢作直樹氏の話など、興味深いものがあります。

 まぁ早い話が、一般の人も医師も関係なく、臨死体験をすると、それを幻覚だったと考えず、本当の死後の世界だと考えるのは、エベン博士の語る様に日常生活よりもリアルな体験がそうさせるのだと思います。

 臨死体験者の多くは、その後の人生の考え方や生き方まで変化する人も多く、それだけに超現実とも言える体験だったのでしょう。
 この辺りは、霊界探訪の先輩(?)「エマニュエル・スエデンボルグの霊界 1」(今村光一:訳/中央アート出版)に、以下の様な記述があります。

普通の目、耳、鼻といった外部からの肉体的な感覚は、すべてなくなってしまうといってよいだろう。しかし、その一方、霊としての感覚はますます覚めてはっきりとしてくる。霊としての意識の中での視覚、聴覚、触覚は、普通のときの50倍も100倍も鋭くなっているのが自分でもわかってくる。

 多くの臨死体験者も、肉体での感覚とは別(そもそも危篤状態なので正常に機能していないでしょう)に、霊としての感覚を取り戻し、肉体での感覚とは比較にならないほど、鋭敏な感覚での体験だったのだとも言えます。

 こうした話は、エベン博士と同様に、言葉で説明するのは難しい類のもののようです。確かに、感覚的なものを言葉で表現するのは難しいですが、それでも「確信」に至るに足る体験だったのだということは、何となく推察できます。

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