[インタビュー]総裁の誕生日に訪韓した徳野英治家庭連合日本会長「統一教会信徒、韓国30万日本60万」
「韓国では「異端」に集まって牽制を受けたが、日本では、キリスト教ベースが弱いせいで定着が容易だった。また、日本の名門大学の青年層宗教指導者たち文総裁の教えを聞いて多くの結集したのも原因である。
よく「統一教会」として知られて世界平和統一家庭連合(家庭連合)は、海外でより大きな反響を得ている。特に、日本は家庭連合が始まった韓国よりも多くの、約60万人にのぼる信徒たちがいる国だ。韓国と日本の関係が近くて遠い国であるだけに、国との間の国境を越えた平和運動を志向する家庭連合は、韓日両国間の関係改善と友好に深い関心を注いでいる。文鮮明・韓鶴子総裁の誕生日(旧暦1月6日)の2月13日から基元節(旧暦1月13日)の2月20日までを実質的な年を開始する期間とする家庭連合では、徳野英治日本会長この韓国を訪問し、様々なイベントや活動の先頭に立った。宗教団体の境界を越えることを提唱する徳野会長から家庭連合の平和運動と家庭運動について聞いてみた。
<週刊傾向>とインタビューする徳野英治世界平和統一家庭連合日本会長。 /世界平和統一家庭連合提供
日本の家庭連合は60万人の信徒があり、30万人の韓国よりもっと活発な活動を行っていると聞いた。宗主国を超えるほどの信徒が増えた背景には、何だと見るか。
「日本が世界で最も家庭連合呼応を得た国にも団体の正式名称が過去の「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に改称されたのは、2015年8月、最近のことであった。宗教団体と社会運動団体との間の区別を厳格にする日本政府の方針のためだったが、改称以降、個人の救いだけを強調する宗教的色彩を越えて家庭内の夫と妻、親と子が一つになる「理想家庭実現こそが平和の礎」という平和・家庭運動を本格的に展開できるようになった。韓国では家庭連合が、いわゆる「異端」に集まって牽制を受けたが、日本では、キリスト教ベースが弱いせいで定着が容易な面もある。また、日本では1959年から文総裁の活動が開始されると、当時名門大学の青年層宗教指導者たち文総裁の教えを聞いて多くの結集したのも、現在の教勢を生んだ理由の一つに見る。」
文鮮明・韓鶴子総裁の聖誕記念行事をはじめ、様々な会議やフォーラムも開かれたと聞いた。
「まず、家庭連合で最も盛大に開くイベントは、誕生日が同じ創設者文鮮明総裁(旧暦1920年1月6日)、韓鶴子総裁(旧暦1943年1月6日)の聖誕祝祭行事だ。韓国と日本をはじめとする世界各国から来た150人余りの現役国会議員がこの記念祝祭行事とつながる国際指導者会議の(International Leadership Conference)にも参加してジャーナリスト、宗教指導者たちと一緒に「気候変動」と「北東アジアと韓半島の平和と安定」など、世界の平和と関連事案への対策を模索する。そして、圓母平愛財団(圓母平愛財團)で韓鶴子総裁が直接国内500人、海外1500人など、すべて約2000人のグローバル奨学生に奨学金100億ウォンを伝達する行事をはじめ、世界統一運動の責任者総会も一緒に開かれる。 」
今回のイベントをきっかけに訪れた世界各国の人たちに平和運動に関する家庭連合の活動をどのように紹介するか。
「文鮮明・韓鶴子総裁の平和思想は超宗教、超人種、超国家を目指す。この思想に従うか、ここに興味を持った政治指導者と非政府組織の活動家、学者300人余りが、北米と欧州、アフリカまで多様な国家から訪韓し、会議に出席した。また、最近になって文・韓総裁の教えが国家レベルで広がっているインドネシアとマレーシア、ネパールなど東南アジア8カ国の代表報道機関の記者30人余りも訪韓して家庭連合総本山である韓国の取材はもちろん、臨津閣ツアーを介して分断現実を体験するようにする国際平和活動も行う。
総裁聖誕記念行事が日本のような外国では韓国文化を知らせる契機にされたりされた。
「韓国から開かれた「祝祭行事」に日本だけで4000人、その他の世界から1000人、韓国では3万人以上が参加した。日本現地では、全国の教会で家族と親族、地域の人々を招待してイベントも開く。記念礼拝と、パネル展示、聖歌隊の合唱などで文化的なイベントを披露しながらゲストのために雑煮とおしるこなど、さまざまな韓国料理を用意してもてなすことも韓国の文化を伝える機会となっている。」
韓日両国間の関係改善と友好増進のための家庭連合だけの特色ある政策案としては、どのようなものだろうか。
「韓国と日本は近いながらも、これまでいくつかの歴史的葛藤が多い国だ。遠くは壬辰倭乱から近くは日本植民地時代まで韓国人に傷を与えた歴史に申し訳ない気持ちをまず持っている。それでも両国の関係を改善する様々な方法が多いが、家庭連合では、文化と観光・貿易などを中心に、国民の間の交流をさらに活発にする方策を模索している。 2002年ワールドカップを無事共同開催したかのように2018年の平昌冬季オリンピックでは、まず、日本が助けあげ、その2年後の2020年、東京オリンピックでは、韓国が助けてくれるのもよい方法である。そして、もう一つは、何よりも人との間の関係から血統的な接続のように強いのがないから、両国間の国際結婚をを通じてお互いの姻戚を結ぶ家庭が増えてくると、その分、平和に貢献することができるだろう。そして何よりも、このような案も加害者の立場である日本が被害者の立場から理解して謝罪した土台の上で、将来ためにしていこうという姿勢が必要である。」
両国の関係改善のための風変わりなアプローチの一つとして、海底トンネルの接続を推進すると聞いた。
「文総裁の「国際ハイウェイプロジェクト」は、全世界の交流を促進するため、各国間の接続を拡大する計画だが、このうち韓日間海底トンネルの接続も1986年から既に調査活動を開始したことがある。日本の佐賀県唐津からトンネル工事と事前調査のための斜坑を作成継続的に活動している。英国とフランスがドーバー海峡を結ぶトンネルを作ることに合意して工事を開始、4年ぶりにトンネルを作ったかのように韓日両国政府も合意を通じて、歴史的な鉄道の接続まで、早ければ高速鉄道でソウルから東京まで4時間で走破することができる時代が来るかもしれない。」
会長本人が韓国と韓国文化に関心を持って韓国語を学んで、今回のインタビューも通訳なしで韓国語で進行した。
「他の国を愛するのは、最初に言語を学んで、その国の文化や芸術、歴史を理解することが基本というのが文鮮明・韓鶴子総裁の教えだった。私も若くない年齢である47歳の韓国語の勉強を始めて韓国鮮文学院に韓国語留学まできた。ドラマ<冬のソナタ>と<秋の童話>、<ホ・ジュン>などが韓国文化を理解するために大きな助けとなった。韓国は親と子の間の「孝」、夫と妻との間の「烈」、国の「忠」の価値を耳に考えるんだなと思った。以前は、日本文化が最高という考えがあったが、韓国文化から特に道徳的・倫理的な深さに感銘して敬意を持つようになった。」
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