【埼玉(日本)=ニューシス】キム·ジョンファン記者
世界平和統一家庭連合(統一教)韓鶴子総裁(70)が世界の一流国としての日本の責任を強調した。
韓総裁は16日午後2時、首都に近い埼玉県さいたまスーパーアリーナで開かれた統一教会日本宣教55周年、日本協会創立54周年記念大会で講演した。
韓総裁は、10年ぶりの大型台風をものともせずに会場を埋め尽くした信者2万人の前でローマ帝国、大英帝国の盛衰と超大国アメリカの衰退を挙げた後、“神の祝福を受けた国々は祝福の義務がともなう”として“その責任を果たさない場合、どのような結果をもたらすかを我々は過去の歴史の中で見てきた”と指摘した。
続いて、 “日本は母の国になる祝福を受けた”とし、 “祝福は、私だけのものにしてはならない、世界と共有しなければならない。母の国として、世界の子供たちを抱く責任を果たさなければならない。世界の人々を真の父母のもとに導かなければならない”とし、世界の一流国家に成長した日本の責任と役割を強調した。
“真の父母”とは、統一教会が提唱する “救い”を意味する。統一教会が言う ”再臨のメシヤ” 創始者文鮮明(1920〜2012)総裁と文総裁の夫人のことを指し、昨年、文総裁の聖和の後、統一教会をリードしている韓総裁自身を意味することもある。
韓総裁は“日本は地政学的に韓国と一つにならなければならない”と力説した。最近浮上した韓国と日本の対立の問題に直接言及しなかったが、韓日の和解に日本がより前向きな姿勢で臨むことを迂回的に表現したものと解釈することができる。
先立って14日札幌で開かれた北海道大会では“過去を覆って未来を見るならば真実を見ることができない、真実がなければ友人がいない。 日本は謙虚に真の父母を迎えるならば世界の中にそびえ立つ真の民族になるだろう”と強調した。 韓日過去の問題に対する日本の覚醒を促すものとして捉えられている。
韓国で1954年5月1日に創立した統一教は1958年7月15日、海外初の宣教地を日本に定めて宣教師を派遣し、翌年10月2日、東京教会という名前で初めての礼拝を行った。統一教会は、これを記念して14日から22日まで日本の5つの地域を回って記念大会を開く。 14日の札幌、16日埼玉に続き、18日に名古屋で中部大会、20日の長野から信越大会、22日神戸で西日本大会を開催する。
訳Harikawa :文中の赤色は訳者がつけたものです
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