中国のアフリカ貿易・投資拡大に脅威感じず=オバマ米大統領
6月29日、南アフリカを訪問しているオバマ米大統領は、中国などがアフリカで貿易や投資を伸ばしていることについて、米国は脅威を感じていないと述べた。ヨハネスブルクで撮影(2013年 ロイター/Jason Reed) [拡大]
【プレトリア 29日 ロイター】 – 南アフリカを訪問しているオバマ米大統領は29日、中国などがアフリカで貿易や投資を伸ばしていることについて、米国は脅威を感じていないと述べた。
大統領は記者会見で「それ(アフリカで中国の関与が高まっていること)に脅威を感じていない。それは良いことだと私は感じている」と指摘。アフリカに投資する国が多くなれば、世界経済におけるアフリカ大陸の存在感が高まるとの認識を示した。
米会計検査院(GAO)の報告書によると、中国は2009年に米国を抜き、アフリカの最大の貿易パートナーとなった。一方、2007─11年のデータによると、米国のアフリカ投資は中国を上回っている。
また、中国国営の新華社は、中国と米国はアフリカの発展と平和を促進するためにパートナーとなるべきだとする論評を行った。
今回のアフリカ歴訪で、オバマ大統領はセネガル、南アフリカ、タンザニアの3カ国を訪問。大統領がサハラ砂漠以南のアフリカを訪れるのは、1期目にガーナを訪問して以来となる。
米ブルッキングス研究所のシニアフェロー、Mwangi Kimenyi氏によると、これとは対照的に、中国の国家主席や副主席らは同期間となる過去4年間にアフリカ30カ国を訪問している。
2013/07/01 10:24
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