『キリストのボディガード』 – メシアの身辺警護にあたったある弟子の記録

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UC-FAMILY 書籍紹介より 2011/7/14

『キリストのボディガード』 —– メシアの身辺警護にあたったある弟子の記録

『キリストのボディガード』は2010年にゲルハルト・ペーメラーにより出版された。
真のお父様の警護チームの一員であった当時の体験談を綴ったものである。

メシアの安全に直接、責任をもった経験をもつ者はそう多くはないだろう。
著書『キリストのボディガード』では
ゲルハルト・ペーメラーが1974年から1977年の3年間、
文鮮明御夫妻(真のご父母様)の
身辺警護にあたった経験を回想する。
たいていのアメリカ人は大きな大会や巡回講演などで
真のご父母様の姿を見るのだが
ペーメラー(ビッグ・ゲルハルトと呼ばれた)は職責上、
外的にも内的にも御家族の近くにいなければならなかった。
彼はその近いところからの視点を読者に提供する。

序文で彼は著作の目的を
『多くの人が直接味わうことのできない真のお父さまの「人間的側面」を伝えること』だ
とする。著書『キリストのボディガード』の中では、
ショッピングや釣り、祈祷や観光などで過ごされた時の個人的な逸話の数々が披露される。
ペーメラーは1972年母国ドイツで初めて統一教会に出会った。
そして祈りのなかで体験した幻によって
「キリストのボディガード」になる日を熱望するようになる。
彼は統一運動に参加し1973年アメリカにやって来た。
そして真のご父母様の巡回公演で警護チームに参加する機会を与えられる。
そのあと引き続きイーストガーデンでの警護にあたった。
最終的には、お父様の海外ツアーの際の3人の警護チームのひとりになった。

ペーメラーはその生来の恵まれた体格(身長198cm)に加えて、
他の警護チームのメンバーとともに柔道、空手などのトレーニングに熱心に励んだ。
しかし彼はこう強調する。
自分の仕事で最も重要なことはお父様との内的な一体化であったと。

 彼は真のご家庭の安全のために、
「朝食はとらない」「毎日、ご父母様の車を洗車してワックスをかける」
「職務の際定期的に祈祷する」などの条件を立てていた。

「ボディガードと護られる人との間の一体化は絶対に必要なことです。
もしそれがなされていなければ、行動がばらばらになり、
一方が立ちあがり、他方がしゃがむということになるとトラブルを引き込む磁石になるのです。
それに一体化がなされていないとサタン的悪霊界がすぐに気付いて事故が起こるのです。」
と、彼は説明する。

たしかにその3年間に間違えば大事故になり得たであろう事は数多くあった。
彼はおよそ250のお父さまの講演で警護にあたったのだが、警戒感を弱めることは一切できなかったこと、
そして肉体的警護のみならずその場の霊的環境にも集中して気を配ったと言う、
そしてそれには警護チームの仲間や聴衆に向けた祈りが欠かせなかった。
ペーメラーの証言にあるように1973年から1977年という期間には
驚くほど多くの危険が真のご父母様におよんだ。
その中のいくつかをあげるとヤンキースタジアム大会のまえには殺すという強迫を受けたのち
不審な車によって追尾される危険に会われた。
またグロスター市の住民が集団で彼らが「ムーニー」と呼ぶ統一教会員に対して私的戦争をしかけた事もあった。
ペーメラーは「神さまのおかげで大きな事件は未然に防ぐことができました」という。

そういった、少々怖い話とならんで『キリストのボディガード』では
読者に楽しい、コミカルなエピソードも紹介する。
彼がお父様にはじめて紹介された時ご父母様がドイツの歌を歌われた事とか、
お父様がビッグマックを何個食べることができるか記録を立てるべく彼に挑戦された話などである。

この本を通じてペーメラーは彼が受けたご父母様の愛と
安全をまもるという責任を与えられた祝福とを読者に伝えようとする。
お父様が摂理を常に考えておられたこと、
また過酷な天候で海に出て条件をたてられるお姿を通じて
真のご父母様の、貴重な神の子一人一人へのご心情を読む者に想起させるだろう。

『キリストのボディガード』は統一教会の忘れえぬ時代に起きた驚くような、
また心に響く逸話の数々を真のご父母様の傍らにつながった1人の男の視点で語る。
読者はメシアを護る使命を神様から受けた
この「大きなドイツ人」の献身から感動と覚醒を受けるであろう。

*ゲルハルト・ペーメラーは1977年74双の祝福を受け、日本人の妻ノブコさんとの間に7人の子供をもうけた。バージニア・ビーチ在住。
記事 Michael La Hogue

訳)Harikawa

 

コメント

  1. Kyoko Andersson より:

    私の主人は彼の下のバージニア ビーチのオーシャンチャーチに居ました。そのご縁で今も交流が続いています。本は最近発行されたのではないかと思います。彼は第二弾も今、執筆中とか聞いています。日本語訳は未だではないでしょうか?早く翻訳されたら良いですね。

  2. Eiji Harikawa より:

    Anderssonさま

    貴重な情報ありがとうございました。

    では自分で少しづつ訳して紹介させていただくことにします。

  3. […]  ゲルハルト・ペーメラー著 『キリストのボディガード』より […]

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